血液検査
血液検査、って本当に嫌い。というか、注射が嫌い。
子供の頃、「注射の針は一種の刃物で皮膚を切りながら入っていきます」と何かの
本で見て以降、注射が大嫌いになった。
子供の頃ってトラウマ抱えやすいのかな。看護師になりたいと思った時期もあった
けど「看護師を目指す人はお互いに注射の練習をします」と何かで読んで「ああ、絶対
無理」ってあきらめたし、図鑑で「たばこを吸う人の肺」の写真を見て、たばこは絶対
吸わない、と心に決めた。
話はそれたけれど、永住権を取るのに「健康診断」「血液検査」をしなくてはいけな
かった。重篤な病気があると永住権は取れないらしい。
注射は大嫌いだけど、これは避けて通れない、と観念し、GPに向かった。
GPというのはホームドクターのことで、日本でいう「かかりつけ医」のこと。
NZでは眼だろうが耳だろうが風邪だろうが、まずはGPにかかるのが一般的なのだ。
で、「永住権を申請するので血液検査をしたい」旨伝えて待つ、はずだったが
すぐに検査の人に呼ばれた。心の準備......
最初にも書いたけど、注射が本当に嫌いだから私の体は勝手に震えだした。
日本だと看護師さんが「寝てしようか」と笑顔で聞いてくれたりするんだけど
NZの看護師さん、一瞥をくれただけだった.....しかも冷ややかな感じの.....
そして事務的に、いやさむしろ機械的に私の血を容器二個分も抜き去っていったのだ
った。そんなに必要なんですかね。
でも!これで又一歩永住権に近づいたよ。